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現在位置: ホーム / Research&Development / EMC / e-オータマ / 20150310 / 佐藤コメント

佐藤コメント

 本日の話にありました、イミュニティ (サセプティビリティ) の周波数範囲の
検討に際しては、

 http://homepage3.nifty.com/tsato/dtemc2/part1.html#1.2

で述べているような現象も考慮されることをお薦めします。
直流や低周波しか扱わない筈のアナログ回路が 100 MHz 以上の高周波の妨害の
影響を強く受けるのは、全く珍しいことではありません。

通常はケーブルへの注入での試験は 80 MHz か 230 MHz まで行なっていますが、
必要であれば、3 GHz 弱まで、ケーブルへの注入での評価をある程度まで行なえ
ますし、実際の取り付け状況を模擬するシールド・ケースに入れたものを用意
できれば放射電磁界に曝す通常の方法での試験も可能となります。


エミッションに関しては、電源では主に低い周波数範囲のエミッションが懸念と
なりますが、驚くほど高い周波数で高いエミッションを生じるケースもあります。
デジタル回路については、一般に、動作クロックよりも低い周波数のエミッション
の懸念は低いと考えて良いでしょう。