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エレクトロニクスシステムグループ(つくばキャンパス)報告

 本グループは本年度より東海キャンパスでも開発拠点を立ち上げた。今後はつくばと東海の連携により要素開発からシステム開発まで幅広くプロジェクトのニーズを把握しつつ研究開発を行う体制をより盤石なものとしていく。つくばサイトではSOI検出器,ワイドギャップ半導体検出器,高集積回路とBelle-II,ATLAS等のエレキ開発を行っている。SOI検出器開発は平成27年度は6月仙台で国際会議及び一般向け講演会,8月設計講習会,12月静岡で国内研究会を行った。 新規導入Double SOI技術によりクロストーク問題が解決し、複雑なロジック回路実装後も安定動作するようになった。またトランジスタ構造の改良も進展し、10 Mrad以上の放射線耐性を実現できた。その他開発に関してはOpen-It及びE-sysのホームページを参照されたい。教育に関してはOpen-Itにおいて共同開発を進めながら技術教育プログラムを 各地で開催した。若手を中心に加速器科学、工学、宇宙・天文、生物など広範囲の分野から160名以上の方が教育プログラムを受講した。今後も先端技術をキャッチしつつ教育システムによりコミュニティーの開発アクティビティー を更にあげていく。