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秋学会総会 KEK素核研報告(2016年9月13日)

・エレクトロニクスシステムグループ

本グループはつくばと東海両キャンパスで開発拠点を維持している。この二つの連携により要素開発からシステム開発まで幅広くプロジェクトのニーズを把握しつつ研究開発を行う体制をより盤石なものにする。現状のアクティビティーに加え今後重要となる高輝度高強度加速器実験用検出器及び検出器読み出しシステム構築のための研究開発を組織的に進める。

SOIグループは新学術領域研究に今年度より新たな公募研究7件が加わり、6月に北大で研究会を行った。7月には中国IHEPにおいてミニワークショップを行い、今後Vertex検出器や放射光用検出器の開発で協力していく事を確認した。また8月中旬に東京ビックサイトで開催されるイノベーションジャパンに出展、下旬には毎年行っているSOI設計講習会をKEKにおいて開催する予定である。この他、Tsukuba Inovation Arena (TIA)で今年度よりスタートした事業「かけはし」に”3次元積層半導体量子イメージセンサの調査研究”が採択された。

計測装置開発グループでは、Belle-II(SVD,CDC,ARICH,システムインテグレーション), J-PARC(ニュートリノ,COMET,g-2/EDM,E16),ATLAS(TGCトリガー)等に関わる開発を東海キャンパスの開発拠点連携し行っている。また従来のpen-Itを通したOJT(On the Job Training)型の開発研究を全国の大学との連携により維持している。更に今年度以降、”ワイドギャップ半導体および商用シリコンプロセスを使用した高耐環境性能を持つ量子ビーム計測”の研究開発を実験グループと共同で遂行する。これに対応しTIA連携かけはし事業”ダイヤモンド電子デバイス実用化のための調査研究”で採択された。

エレクトロニクスシステムグループ(東海キャンパス)報告

共同利用実験室の整備を進めると同時にJ-PARC利用者を中心とするユーザーと共同開発を行っており現在開発プロジェクトは30件ほど進行中である。更に2016年度から順次技術セミナーなどを東海キャンパスで開催する予定である。これにより実験室の開発環境整備に加え教育プログラムを展開する事でJ-PARC高強度ビーム用計測システムの研究開発に貢献する事を目指す。Open-Itと名付けた活動として共同開発を進めながら技術教育プログラムを各地で開催した。若手を中心に加速器科学、工学、宇宙・天文、生物など広範囲の分野から160名以上の方が教育プログラムを受講した。今後も活動を発展させ技術で貢献して行く。